6月13日、新しいレシピ本
『フライパンひとつで 毎日、家フレンチ』が発売になります。
僕のフランス⽣活は今年で 15 年になります。
年⽉を重ねるごとに、⾷卓に並ぶ料理は⽇本⾷からフレンチへと⾃然に変化していきました。
フレンチと聞くと、レストランのような難しい調理や華やかな盛りつけを想像される⽅も多いと思いますが、実際のフランスの家庭料理は、素材も調理法も⾒た⽬も、驚くほどシンプルで気取らないものです。
僕がフランス料理店で働き始めたのは25年前。
見たこともない材料と調理法に触れ、その味と見た目に大きな衝撃を受けました。休日には食材を買い集め、家でもフレンチを作るほど、その世界にどっぷり浸かりました。
念願叶ってフランスで暮らしてみると、高級フレンチは日本でも味わえる一方で、フランスの家庭料理はほとんど知られていないことに気づきました。
家庭料理ですから、複雑なソース作りや華やかなデコレーションはありません。材料も工程も実にシンプル。それでも各所には、高級フレンチと共通する技法やエッセンスが潜んでいて、同時に余計なものをそぎ落としたからこそのおいしさがあることを知りました。
そんな“家フレンチ”が日本の家庭でも作られるようになってほしい。
フレンチの敷居を下げたい。と思うようになったのはフランスに来て間もない頃です。
以来、手に入りやすい材料で作りやすいフレンチを、実際の自分の生活の中に取り入れ、作り続けてきました。
ようやく、それらのレシピを⼀冊にまとめ、本として形にできたことを嬉しく思います。
この本に載っているのは、シンプルで飾り気のない、実際に僕が作っているものばかりです。だからこそ、気負わず作れて、毎⽇でも⾷べ飽きず、繰り返し作りたくなるような魅⼒があると自信を持っておすすめできます。
少し大げさかもしれませんが、本書が、⽇本の⾷卓に“フレンチ”という気軽な選択肢を増やす⼀助になることを願っています。
家フレンチをいち早く献立に取り入れてくださっていたAtelierメンバーのみなさんには、すでに親しみのあるレシピが多いかもしれません。
ぜひご覧いただき、ご感想などお聞かせいただけたら嬉しいです。
『フライパンひとつで 毎日、家フレンチ』
https://amzn.asia/d/jjJeUFr
Atelierでも紹介した鶏もも肉の軽い煮込み。
『軽い煮込み』の章ではこのレシピ基本として、同じ調理工程で材料のみを変えて他の料理に展開していきます。
『焼き料理』の章では基本の肉の焼き方を紹介し、焼いた肉から出る肉汁を利用して簡単なソースを作り一皿に仕上げます。
▼書店特典(数量限定)
❐フリーペーパー
6月13日(金)より、全国一部書店で「鶏肉の軽い煮込み」レシピのフリーペーパーを配布します。(なくなり次第終了となります。)
❐スペシャルレシピカード
対象書店で本書を購入された方には未掲載のスペシャルレシピカードをプレゼントします。(こちらもなくなり次第終了となります。)
対象書店での最初の販売分には特典レシピが付きます。
取り扱い書店リスト → https://pie.co.jp/news/4883756

2025/06/11 05:31